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写真は東京・小岩の斎藤製作所謹製「FUJI SPEED-X」(1949)。日本最古のサイクリングクラブであるNCTCメンバーである斉藤貞次氏が戦後に作り仲間に配ったそうだ。英国シクロとトリプレックスを参考にしたコピー製品だが、少量ながら日米商会を通じて販売された。

昨日に紹介した三光舎より3年遅れたものの戦後復興期、資源統制で物不足のときによく作れたもの。NCTCクラブ有志が使ったというエピソードが温かい。多分、メカニズムは戦前の変速機とそう変わらずにどうにか変速する程度で歯離れもそうよくなかっただろう。しかし、自転車仲間はこういったモノを渇望していた時代。だからこそ、「SPEED-X」は忘れてはいけない。

こういった歴史が残念ながら日本で記憶が風化されつつある。語り継がれるべきディレーラーを世界に発信したい。

classiclightweights.co.uk

上記は英国のビンテージ自転車やサイクリング情報を網羅する素晴らしいウエブサイト。今、ここに日本の変速機史を段階的に寄稿している。掲載にはしばらくかかる。お時間があればチェックを。

撮影協力●六城雅敦、CAMBIO工房

photo©️Akira Mikami(FUJI SPEED-X)

Post Author: coppi