起床すると、グー・チョキ・パーを手足の指でする。
そして、窓辺の鉢植えに水やりをするのが日課だ。
昨日、小さな小蝿が驚いたように花から飛び出た。

鉢植えの腐葉土や肥料のなかで生命が誕生していたのか。
窓外に目をやると青空で、暖かく、樹木が揺れていた。
洗濯物をベランダに干し、そのまま公園の樹木と空を眺めて過ごした。

背の高い広葉樹の梢が、風の流れでダンスする。
日向ぼっこをしながらのダンス鑑賞は飽きない。
昨日は、都心で風速8.3mを記録したという。
わた雲が、北から南に流れていた。
白いわた雲の端っこが千切れて小さな筋を引く。
上空では、より強い風が流れている。

空を見上げながら、海に想いを寄せる。
エルニーニョ現象という言葉を初めて耳にしたのは1990年代。
この現象は、太平洋の東西の海水温、地球の自転、貿易風による3要素で作られていた大気の流れるバランスが、気温上昇により変化するものだ。
エルニーニョ/ラニーニャ現象から現在まで、気候変動は21世紀にかけて政治経済に多くの暗い変化をもたらした。海面上昇で沈む島、農作物の生産域が移動、温室効果ガスを悪者とする観点からの産業構造の変化……。

捨てられない愛読本がある。
串田孫一さんの『季節の断想』は初版1975年刊。
季節ごとの変化や風物詩を描いたものだ。
そこに記された季節に、ズレ感が生じている。
好きな歌のひとつが、“地球が動いている”だ。
邦題は、『空が落ちてくる』だ。
I feel the Earth move under my feet. I feel the sky tumbling down.
キャロル・キングの弾き語りがいい。楽しい気分になる。

ジョージ秋山の漫画、『浮浪雲』も好きだった。
温かい気持ちになる。

脈絡のない思い出ばかり。
今月の自分はとても暇人。
暇だけれど退屈ではない。
今日も風に吹かれて、雲を見上げる。
