戦後日本の初期変速機5
第2話で予告したエピソード主人公は、戦後のサイクリング文化に多大な影響を与えたNCTCメンバーの鳥山新一(1919~2021)さんだ。上の写真はブリヂストンのSS10。60年代に鳥山がアドバイザーになり人間工学を取り入れ…
戦後日本の初期変速機4
上の4つは左から「大洋工業」、「鐘淵機械工業」(販売:淡島商事)、「和田盛輪社」、「島野工業」でいずれもスターメーアーチャーを参考にして作られたハブギヤ。 戦前から島野庄三郎や前田鹿之助と同じく、舶来品に劣らないギヤの製…
戦後日本の初期変速機2
日本は第二次大戦で連合軍に敗れて1945年8月14日にポツダム宣言を受諾し9月2日に降伏文書に署名した。大都市は爆撃で焼け野原となったが、どっこい自転車好きの情熱は負けていなかった。今回はSPEED-X。 以下、連載「変…
戦後日本の初期変速機1
変速機の歴史で、太平洋戦争直後の数年を振り返ります。 4月29日にFacebookで、coppiは東京・板橋区の「三光舍」跡地を訪ねて<昔、三光舎というディレーラーのメーカーがありました。第二次大戦の翌年にコベントリー・…
焼け跡生まれ変速機3
毎日新聞社と日本自転車連盟は昭和22年(1947)に長距離ロードレース「ツーリスト・トロフィー」を大阪〜東京、翌年は逆に東京〜大阪へと3日間・距離500kmで開催した。 第二次大戦後しばらくは市街地レースがいくつも行われ…